2018/10/03 23:48
こんにちは、店長の佐藤です。
季節の変わり目、温暖差、秋花粉・・・ 皆様体調は大丈夫でしょうか?
免疫力を上げる秘訣は、何と言っても日頃から「運動・栄養・睡眠」を心がけることだと思います。
とは言っても、何から始めたらいいかわからないという方、まずはしっかり朝食をとりませんか!?
朝食は食べない・食べられないという方も多いかもしれませんが、
1日のスタートである朝、朝食をとることで内臓では消化活動が始まり、内臓が目覚めます。
そして、内臓が吸収した栄養で脳や筋肉が活動できるのです。
朝は何かと忙しいから食べる暇がない・・・
と思われている方にオススメしたいのが、今回ご紹介する「ミューズリー」です。
聞きなれない名前かもしれませんが、朝食シリアルの一種です。
朝食シリアルといえば最近スーパーやコンビニでも「グラノーラ」を見かけるようになりましたが、
ミューズリーは原材料や原材料の加工方法、味付けがグラノーラとは異なります。
l グラノーラ:穀物などを蜂蜜やシロップ・植物油と一緒に混ぜて、オーブンで焼き、ドライフルーツやナッツを混ぜ合わせたもの。
l ミューズリー:未加工のオーツ麦などの穀物を押しつぶしたものに、ナッツやドライフルーツを加えたもの。
見た目の違いはそんなになく、基本牛乳をかけて食べるというのでは同じですが、
ミューズリーはいわゆる「ローフード」の部類に入るというところが大きな違いです。
このミューズリー、元々はアルプスの伝統食だったとのことですが、買ってすぐ食べられるようにとドイツで初めて商品化したのが、
何を隠そうザイテンバッハ社なのです!
ザイテンバッハの創業者ウィリーはもともと製粉屋の息子でした。小麦を加工して提供することを生業にしていたわけですが、
彼の住むドイツの美しい田舎町では、自然豊かな環境でストレスフリーに生きていても、生活習慣病にかかる人が増えているという
現状に胸を痛めていました。。
そこでウィリーは製粉業の経験を活かして研究機関とも連携をとりながらその原因を追求し、
ついに砂糖と穀物の精製方法に原因があるのではという結論に至りました。
そして一から取り扱い商品を見直し、穀物を未加工に近い形で提供して、白砂糖の使用をやめながら、
酵素やビタミン、ミネラルなどの栄養を効率よく摂取してもらうことで、人々の健康に貢献することを考えつきました。
そうして生まれたのが、買ってすぐ食べられるミューズリーで、ザイテンバッハ創業のきっかけとなりました。
でも、当時の人々には受け入れ難いものであったようです。未加工の穀物を口にするということは、
加工がしたくてもできなかった戦時中の食事の記憶を蘇らせるものだったのと、
しかも、オーツ麦や小麦などの製粉前の穀物は、畜産業の飼料として使用されていたので、
人が口にするものではないというイメージが強かったのです。
(実は私も友達が泊まりにきたときに朝ミューズリーを出したら、「鳥の餌なんて食べないよ?」って言われた経験がありますw)
それでもウィリーは諦めず、平日は朝から晩まで研究開発に打ち込み、週末はスーパーの店頭で販売活動をするなど、
まさに不眠不休の日々を送りながら、ついに彼のミューズリー少しずつ、着実に人々に受け入れられていきました。
そしていつしかザイテンバッハ社のミューズリーは、大人気商品となり、今では
「ミューズリーといえばザイテンバッハ、ザイテンバッハといえばミューズリー」と連想するほど、ドイツでは広い世代に親しまれています。
そんなザイテンバッハ社は、実に多くの種類のミューズリーを取り扱っています。
その中でもクラシックなもので、ドイツ内のみならず、アメリカやアジアでも愛されている、
その名も「THE ミューズリー」を当店で新しく入荷しました。
原料は、全粒オーツ麦フレーク、全粒小麦フレーク、全粒ライ麦フレーク、レーズン、大麦フレーク、いちごフレーク、りんご、デーツ、全粒スペルト小麦フレーク、粟、コムギ胚芽、ライ麦、アーモンド、ヘーゼルナッツ。
「こんなに!」と思うと同時に、「これだけ!」とも言えると思います。
実に12品目もの穀物やフルーツが混ぜわされていますが、油や砂糖、添加物は一切使用していません。
ザイテンバッハ社は創業以来、素材の品質にこだわっており、100%自然由来、GMOフリー、合成添加物フリーを貫いています。
いつもグラノーラ食べているという方に甘みが物足りないと、最初思うかもしれませんが、
そんな方は蜂蜜やジャムを加えてみるといいかもしれません。
でも個人的には噛むほどにレーズンやりんご、デーツの甘み、そしてナッツの香ばしさが口に広がる感じが、
繊細な素材を楽しんでいる感じが、たまらないです!
穀物は基本全粒なので、栄養たっぷり。少しの量でお腹いっぱいになるので実は時短でコスパもいいのではと思います。
忙しい朝ですが、健康に過ごすためにはぜひ、朝食習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
いい朝でいい1日を、そして季節の変わり目を元気にお過ごしください!